おこじょさんと30女道

おこがましくもアラサーを名乗る30女おこじょとその周辺人物たちの恋愛と結婚とお仕事を綴るなど

保育園に落ちても受かってもイバラの道?!~おこじょの杞憂①~

「保育園落ちた 日本死ね!」

そんなツイートが話題になっていた某日。

「やった!保育園入れた!ここ数カ月で一番嬉しい!!」

と私に抱きついて喜んでいた人がいた。(お世話になってる記者のお姉さん)

まるで大学にでも合格したかのような喜びようにビックリしたものの

それだけ働く母にとって死活問題なんだなと実感。

 

保育園問題などはいったん置いておいて。

そもそも女性が働きながら仕事をすることについて

真剣に考えたり想いを巡らすようになったのはごく最近のこと。

20代から多くの働くママさんが身近にいたにも関わらず

どこか遠い存在だと思っていて。

 

きっかけは今年から育休から復帰した先輩Kさんと仕事のパートナーになったこと。

正直、これまでマタハラとか産休切りとかする会社なんてつぶれてしまえ!!とか思っていたし育休復帰したママ社員が活躍できる環境をまわりが整えてあげるのは当然、

なんて思っていた。

今でもその考えは変わらないけれど、一方で綺麗ごとばかりじゃないってことも実感。

Kさんと仕事を進めていく中で

 

「ほんと勘弁してくれ」

「フルタイム勤務の前パートナーに戻して」

 

って正直、何度も思った。

(Kさん、世の働くお母さんたち、ゴメンナサイ)

 

どんなに仕事が忙しい時期でも保育園のお迎え時間には退社。それは想定内だったのでまあ良しとして、やはり困るのはお子さんの体調不良などによる突然の欠勤や早退。 もちろん彼女がやれない分の仕事は私に乗っかってくる。

「ああ今日も夜遅くまで残業決定か・・・」というガックリ感。

そして何よりKさんから

 

「おこじょちゃん、本当にごめんね」

「いつも迷惑かけて申し訳ないです」

 

そんなLINEが送られてくるたび辛い気持ちになる。

本当はいっそ責められたら楽なのに。でもできない。

 なんでかってKさんが一番大変なのを間近で見ているから。

 

私がまだ寝ている早朝に起きて、家事をして、子供を保育園へ送り、誰よりも早く出社して。ランチもなるべく行かずに短い時間で集中して仕事して。それなのに無情にも保育園から「お子さんが体調不良なので」と電話が来たらそこで仕事強制終了。上司に恐る恐る早退を申し出て、そして後輩の私にも頭を下げて駅までダッシュ。

 

なぜそこまでして働くのか――

そう思う人もいるかもしれない。

でも私もずっと働いていいたいと思っているので

Kさんが会社を辞めたくない気持ちも分かる。

Kさんの旦那さんは大手企業のエリートサラリーマン。

それでもこの先どうなるかはわからない。

自分だって稼ぎたい。そう思うのは自然なこと。

 

ただ、Kさんにとっても会社や周りの人にもこの働き方が大正解なのか、と言われると

正直わからないなと思う。

 

社内にKさん以外にもママ社員がいるものの、彼女たちのライフスタイルはそう大差がない。うちの会社だけがそうなんじゃないか、と言われるかもしれないけれど、前職の企業でも直接雇用の社員・契約社員は似たようなものであったと記憶している。

そういった働き方が嫌な人は退社してフリーランスになっていった。

 

ただ、フリーランスというのも小さい子供を抱えている人にとってベストな働き方かというとそれも分からない。

在宅時間が長いというだけで保育園に入りにくいという話も聞いたし、フリーランスこそ企業から「いろいろ融通をきいてもらえる」と期待されるので突発的なお願いに応えられなかったり、また締め切りに間に合わなかったり、成果物が期待値以下であればそれがたとえ「子供の体調不良」が原因であっても次の仕事は来ない。そんなこんなでだんだん仕事の依頼が減っていった先輩も見てきた。そしてそもそも、フリーランスで食べていけるような業界・職種はほんの一部だ。

 

きっと世の中には「ええ塩梅」で子育てと仕事(趣味ではなく)を両立している人がいるのだろうけれど私はまだロールモデルに出会えていない。

これから結婚するであろう、順調にいけば子育てもするかもしれない私。

気が早すぎる、杞憂だと言われてしまいそうだけれど日々考えずにはいられないのです。